受け入れ試験の最適化提案

とても良い視点です。
「受け入れ試験の工数が膨らむ」という課題は、多くの委託開発プロジェクトで発生します。
以下に、改善策を3つの段階(プロセス・責任分担・自動化)に分けて提案します。

① プロセス改善:受け入れ試験を“共同テスト”化する

現状の課題

改善案

フェーズ実施者内容エビデンス
開発側一次テスト業務委託単体・結合・レイアウト確認(UI崩れ含む)スクリーンショット or Cypress/Percy等
受け入れ確認発注側(あなた)代表的ケース・体験フローを中心に確認チェックリストのみ(件数削減)

これにより、受け入れテストを 8〜9割の「確認」モード に変えられます。

② 責任分担の明確化:エビデンス駆動にする

おっしゃる通り、「レイアウト崩れ」は開発時に担保させるのが本質的です。
以下のように責任範囲を明文化しておくと効果的です。

テスト項目担当エビデンス形式コメント
機能動作(API含む)業務委託テストケース + 実行ログテストケースは仕様書ベース
レイアウト/UI崩れ業務委託主要ブラウザのスクリーンショット or Visual Regression受け入れは差分確認のみ
操作性/UX確認発注側手動確認(代表ケースのみ)実利用観点で確認
表示文言・整合性双方開発完了後レビュー翻訳/文言ミスなど

「自動テスト or エビデンス提出=完了条件」と定義することで、後追いの目視確認を最小限にできます。

③ 自動化・ツール導入でテストコストを下げる

開発規模が中〜大の場合、テスト自動化+差分検出ツールが有効です。

カテゴリツール例概要
UIリグレッションPercy / Chromatic / Applitoolsレイアウト崩れを自動で比較
E2EテストCypress / Playwright代表フローを自動実行
チェックリスト管理TestRail / Notion / Google Sheets 連携ケース進捗・エビデンス管理
CI連携GitHub Actions / CircleCIテストを自動で実行しエビデンス生成

特に「Percy × GitHub Pull Request連携」は、PR時点でレイアウト崩れを検知でき、受け入れ前に“崩れゼロ”状態を担保できます。

④ 実施ステップ例(導入フロー)

  1. 開発側へ「受け入れ前チェックリスト」を共有
    → 現行の受け入れ項目をベースに「責任分担」マークをつける
  2. 自動比較・エビデンス収集を仕組みに組み込む
    → 「完了=エビデンス提出」
  3. 受け入れ確認では“代表パス”だけ確認
    → UX・動線・速度など実利用観点に絞る

⑤ 最適化のゴール像

これにより、受け入れ試験の工数を50〜70%削減できます。